PATISSIER

パティシエ

福里優二

洋菓子との出会い

洋菓子店を営む両親の下に生まれ育ち、幼いころからお菓子へ興味を持ち、製菓学校を卒業後は県内外からも注目されているリゾートホテルで修業を積みセンスを磨いて参りました。
修行の過程でフランス菓子と出会い、伝統的なフランス菓子のレシピ本を主に研究し独学で伝統菓子を極めました。

お菓子への想い

沖縄でフランスの伝統菓子を味わえる店は珍しいことだと思っています。
オペラ・ミルフィーユ・エクレール・マカロンといったお菓子はフランス菓子と言われています。
私共は、伝統製法にのっとり小麦粉はフランス産を使用し、マーガリンではなくバターを使用することで、より伝統に近い味を提供できるように心がけています。
シンプルなパンであるバゲットも必要な材料のみを使用し、シンプルであるにも関わらず味わい深いものとなっています。
何層にも生地が重なったクロワッサンもバターの香りが良くしっとりと美味しく仕上がりました。

また、年齢層を問わず多くの方においしいものをお届けしたいという想いから生まれた看板商品である『サクッとコロネ』は小さなお子様からご年配の方まで多くのご支持をいただきました。
私たちの生活に馴染み深い洋菓子も扱うお菓子屋さんです。

オープンキッチンへのこだわり

臨場感ある店内では、ケーキが次々に仕上がっていく様子を見ることができます。何も隠さず、材料や製造過程もお客様にお見せするということは、お客様へ安心感を与えるという要素はもちろんですが、お客様の視点や対話も大切にしたいという想いから・・・。
お菓子作りには技術や知識は当然必要ですが、私たちパティスリー・ランヴォールはお客様との繋がりや絆も築いていけるキッチンを作りたいと考え、オープンキッチンにこだわりました。

店名「ランヴォール」の由来

店名にはフランス語で『飛翔』『羽ばたく』というさまや、それが転じて『自由』を意味する『L’envol』という言葉を冠しました。 パティスリー・ランヴォールは今日もお客様の『美味しい』のために、さらなる高みを目指して進化し続けます。大きく羽ばたける未来を目指して。

尊敬する先輩パティシエの言葉

「お菓子の飾りとは菓子の上の一粒のサクランボである」
菓子というほんの一部に過ぎない…。

住まいを考えるとき、使用されている素材の善し悪しは別として、その家の持つ快適さとは外観や塗装の色、あるいは庭などの調和性もさることながら、住居内でいかに居心地よく設計されてるかによる。
菓子についても同じことだ。
味わってみて、もう一度食べたくなるような菓子は、住み心地の良い家と似ている…。

我々が努力を結集し、己の職に常に情熱を抱く職人となり、そのような職人を生むために、次のような信条をもちたい。

「我々の理想の姿を、こう創りたいと願うものより、我々のありのまま、そして創るそのままをつたえよう。」